技工所の運用
技工所はCAD症例、修正、請求単位をどう明確に管理するか?
外注の行き違いは、不明瞭な記録から始まることがあります。finalというフォルダーが二つ、新スキャンが古い会話に埋もれる、請求の単位が見積もりと違うなどです。共有症例台帳なら、複雑なポータルなしでもこうした不足を補えます。

要点
指示、ファイル、フィードバック、承認、請求に同じ匿名化症例IDを使います。歯番体系、修復範囲、現在版、状態、担当確認者を記録し、追加作業を合意した変更に結びつけます。請求を承認する前に、症例・単位明細を受入範囲と納品記録で照合します。
技工所の業務テンプレート
空欄のCSVをダウンロードして技工所に合わせて調整できます。記入済みの症例記録は、合意した安全な経路で共有してください。
症例に変わらない識別子を与える
患者名や会話名に依存しないIDを作ります。例示番号LAB-1042はスキャンや設計が変わっても同じままにできます。技工所と外注先でIDが異なるなら対応表を一度記録し、各受け渡しに残します。
- 技工所ID、異なる場合の外注先ID、歯番、合意した範囲を記載します。
- 患者の身元は管理された内部システムに保存し、公開フォームや販促画像には載せません。
症例、単位、納品物を区別する
一症例には複数の修復物やファイルが含まれます。一請求単位が一ファイル、一歯位、連結修復物と自動的に一致するわけではありません。開始前にクラウン、カスタムアバットメント、模型、組合せ出力の見積もり上の扱いを記録し、不明な組合せは納品後でなく事前に確認します。
- 見積数量と設計区分を症例行に分けて記載します。
- 追加単位や納品物を、確定した範囲変更と見積参照番号に結びつけます。
入力も設計も版を管理する
新スキャンを新入力版とし、以前のものを旧版と明示します。戻ってきた設計も同様です。LAB-1042_input-v02とLAB-1042_design-v03は異なる改訂系列です。ファイル名だけでなく、現在の設計がどの入力と指示に基づくかも台帳に記載します。
- 唯一の受入ファイルを上書きせず、保管ルールに従って確認履歴を残します。
- 現在版を一つ決め、日付、送信者、変更理由を記録します。
完了を確認できる修正依頼を書く
具体的な設計版、歯または部品、参考画面にフィードバックを関連付けます。変更内容と、元の指示に沿う修正か新指示かを説明すれば、設計者は依頼の確認、不足資料の指摘、各項目への回答を改訂一式で返せます。
- 入力待ち、設計中、確認中、修正依頼済み、受入済みなどの状態を使います。
- 指定の技工所確認者が各項目を閉じます。送信済みは受入済みと同じではありません。
受け入れた範囲と請求を照合する
支払承認前に、ID、サービス区分、数量、見積番号、承認済み追加項目、納品を台帳と照合します。一致しない行は短い例外一覧にまとめて確認します。これは事務上の管理であり、全設計の臨床・製造適合を約束せず、技工所は通常の放行確認を保持します。
- 請求単位と合意単位を比較し、値引き・相殺と未確定変更を別に記録します。
- 承認日と担当者を残し、繰り返す不一致を次の指示改善に活かします。
よくある質問
外注CAD症例の管理に有料ポータルは必要ですか?
必須ではありません。少量なら管理された共有台帳と合意した安全な転送経路で対応できます。権限、連携、症例数で簡単な方法が難しくなればポータルが役立ちます。
新しいスキャンは無料修正にすべきですか?
見積もりで合意してください。元の指示への修正と、新スキャンや処方変更後の再設計は範囲が異なり得るため、追加作業前に決定を記録します。
誰が症例の受入れを確定しますか?
技工所内の確認者を指定し、明示された版と納品物への承認を記録します。転送受領や送信しましたという連絡だけで確認を自動終了しないようにします。
